業種別部会の役割は「社会の満足」とは何か、というテーマを現場に即した
立場から追求することです。
業種別部会は、社会の満足を探ることで、部会員の企業に「社会の満足」を
経営指標の中に捉えることができ、それによって初めて青年会議所運動の成果を
もたらす事が出来ると考えられます。
まさに企業が青年会議所運動の実践の場になり得るのです。
部会員が企業の代表としてでなく個人として参加しているので、部会内では企業規模や序列に
左右されない人間関係を結ぶ事が可能であり単年度制と定年度制を採用する事により、
その運営は個人の影響力を形成する方向ではなく、人材を育成する方向に向かいます。
業界内では上下関係や対立する関係を持つものが、JCIという共通の基盤のうえに立って
意見交換する事により、他団体には見られない分野での課題の検討が可能になります。
経済のグローバル化を考えたときに、世界に向けて多様なビジネスチャンネルをもっているか
いないかは、今後重要な要素となってくる事でしょう。
何より重要な事は業種別部会が互いの利害を前提としていないことです。
この前提があるからこそ、より広い視野での情報交換、より実情に即した意見交換が行われる
のであり、さきの三つの特徴を踏まえていればこその効果とも言えます。